仕事図鑑

最新テクノロジーの仕事 スマートシティコンサルタント

スマートシティコンサルタントとは

次世代都市の開発を推進し、社会の課題を解決する仕事

IT化が急速に進む中、まちづくりにおいても、IoTやAIなどの先端技術を活用した、基盤インフラ・生活インフラの効率的なマネージメントが求められています。スマートシティコンサルタントとは、AIやIoTなどの技術を活用した次世代都市である「スマートシティ」を実現するために自治体や企業で活躍するコンサルタントのことを指します。人手不足対策や業務の効率化、住民の利便性アップといった社会的課題を解決するために企業や自治体でIT技術の活用が広まっています。しかし、都市のような複雑なシステムを構築するためにはまちづくりとIT技術両方の深い知識が不可欠です。そこでスマートシティコンサルタントのようなIT技術とまちづくり両方の知識と実践的なノウハウをもった専門家の存在が重要となります。

そもそもスマートシティとは?

スマートシティは、ICT(情報通信技術)AI(人工知能)などの新技術を活用し持続可能な環境配慮型都市を指します。インフラの維持の効率化や手続きのデジタル化、エネルギーマネジメント、環境問題対策などを最新技術で解決することを目指します。ICTの活用によって、治安維持、高齢者や子どもの見守り、交通渋滞の解消、災害対策、昨今のコロナ禍を契機としたテレワークの普及や新型コロナの追跡システムいった事例があります。

スマートシティコンサルタントの仕事内容

魅力的なまちづくりの提案でスマートシティの実現を目指す

スマートシティコンサルタントは自治体や企業と連携してIoTやロボットを活用した次世代型の都市開発を提案・企画します。企画ではマーケットリサーチや住民からのヒアリングを通してその地域の抱えている課題をテクノロジーで解決し、地域の活性化や生活の利便性向上を目指します。例えば、AIで都市のさまざまなデータを収集し、蓄積されたデータを活用し、リアルタイムに交通の需要と供給を把握・予測することで、公共交通の運行制御の最適化を実現するなど、新技術とデータの活用により人々の生活をより豊かにすることが、スマートシティの狙いです。以下ではスマートシティの事例をご紹介します。

災害対策

最新技術を利用した災害のシミュレーションによる効率的な災害対策や災害情報のリアルタイムの取得・発信により被害の最小化や素早い避難・復旧を実現します。3Dスキャナーで取得した詳細な地形データを使い災害時のシミュレーションや災害時にドローンを飛行させて被害状況を素早く収集するといった事例があります。

スマートグリッド

再生可能エネルギーや蓄電池と組みあわせたスマートグリッドの実現でエネルギーの地産地消を推進します。スマートメーターからの情報をもとに電力供給のバランスをとるので非常に効率的なエネルギーマネジメントができるほか、地域ごとにエネルギーを管理しているので発電所のトラブルによる一斉停電が起こりにくく災害に強いメリットがあります。

医療・福祉

テレビ電話を利用した遠隔の問診や治療により過疎地域でも高いレベルの医療を提供できます。福祉分野ではIoT機器を利用したモニタリングによる見守りサービスや福祉車両のカーシェアリングなどで活かされています。

スマートシティコンサルタントになるには

スマートシティコンサルタントへの道のり

スマートシティコンサルタントを目指す上で最先端のITやAI技術は欠かせません。そのため、大学や専門学校で情報工学やデータサイエンス、AI、IoTの知識を身につけ、スマートシティを推進する都市開発企業への就職を目指すのが近道となります。スマートシティはデジタルを最大限に活用し、今後さらなる発展が期待されており、企業にとって新たなビジネスチャンスを創出するとして注目されています。

求められる知識・資質を磨く

情報収集能力

スマートシティ開発は日本だけでなく世界中で推進されています。常に最新の情報を収集してまちづくりに活かしましょう。

柔軟な発想力

安心・安全・住み心地のよい住民生活の維持や高度化に向け「こんなシステムがあれば暮らしがもっと便利になる」「この技術をこのように活用できるのではないか」といった柔軟な発想力が必要です。

コミュニケーション能力

都市開発という大きなプロジェクトではクライアントにしっかりと説明して納得してもらうことが重要です。専門的な知識をわかりやすく説明したり、相手の要望を把握して都市開発に反映させましょう。

必要な資格・試験情報

スマートシティコンサルタントへなるために必要な資格はありませんが、スマートシティ関連やまちづくりの知見は有している必要があります。その上でIoTや最先端IT技術を適材適所に活用できる提案力が求められます。客観的なスキルの証明としてIT資格は持っていて損はありません。IoT活用を目的としたエンベデッドシステムスペシャリストやネットワークを中心に学べるネットワークスペシャリストの資格を取得するのがオススメです。どのようにすれば地域を発展させられるのか国内外の事例も参考にしながら、進化を続けるIT技術のアップデートを重ね、スマートシティに活用できないかアイデアを考える習慣も必要不可欠です。

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