用語集

Unity

Unityとは

UnityはUnity Technologiesが開発したゲームエンジンで、公式サイトからダウンロードできます。
複数のOSに対応しており、Windows、Mac、Linuxでインストールが可能。 Unreal Engine 4(UE4)と並ぶ代表的なゲームエンジンであり、数多くのタイトルで採用されています。UE4に比べ軽いゲームを作りやすいためモバイルゲームでの採用が多く、モバイルゲームのランキング上位50%がUnityを搭載していると言われています。

※ゲームエンジンとは
ゲーム開発の為に必要な機能を備えた「統合開発環境」のことです。
ゲームを制作する上でグラフィックの描画やサウンド、コントローラーの入力などの処理は必要不可欠です。ゲームエンジンはそういった基本機能をまとめて提供してくれます。

Unityの使用条件は?無料でつかえる?

Unityには無料版と有料版がありますが、無料版でもゲーム開発に必要な機能は備わっています。なので、普通に使う分には無料と考えていいでしょう。制作物で収入を得るならライセンスに注意する必要があります。一年間で10万ドル以上の収益を上げる場合ビジネス向けのライセンスを取得しなければなりません。
詳しくは公式サイトで確認しましょう。

Unreal Engine 4 との違いは?

UE4とUnityは代表的なゲームエンジンのため、どっちを使おうか悩んでいる人も多いと思います。
そこで、UE4とUnityを比較した表を用意しました。どちらのゲームエンジンでもハイスペック向け作品やモバイル向け作品は制作可能ですが一般的には、UE4はハイスペック向け作品に強く、Unityはモバイル向け作品に強いと言われています。
自分のやりたいことに合ったゲームエンジンを選ぶことをおすすめします。

  UE4 Unity
主な用途 ハイスペック向けタイトルに強い モバイルに強い
開発規模 大規模開発に強い 個人やインディー開発に強い
日本語情報 日本語情報が少ない 日本語情報が多い
グラフィック 写実的なグラフィックに強い アニメ調(トゥーンレンダリング)のグラフィックに強い
プログラミング言語 C++、ブループリント C#
ストア マーケットプレイス アセットストア
PC ハイスペックPCが必要 ミドルスペックPCでも動作

 

Unityの魅力

アセットストアでは大量のアセットにアクセス可能

Unityにはアセットストアと呼ばれるUnity向けのアセット(プラグインや3Dモデルなど)を販売しているストアがあります。
ユーザーが開発したアセットを販売することができるため、高品質なアセットやかゆい所に手が届くようなアセットがたくさん存在しています。
アセットストアを活用することで開発の効率化がおこなえるでしょう。

マルチプラットフォームに対応

Unityでは開発したゲームを簡単にマルチプラットフォーム化することができます。
Playstasion4、Nintendo Switchを始めとしたゲーム機はもちろんWindows、Mac、Linux向けのPCゲーム、iOS、Androidに対応したスマートフォンアプリなど多くのプラットフォームに対応しています。

多彩なゲームジャンル

Unityでは様々なジャンルのゲーム開発が可能でそのためのテンプレートなども用意されています。
RPGやアクション、カードゲーム、VR、ARなど幅広く利用されており、3Dだけでなく2Dでも開発が可能です。

プログラミング言語C#に対応

UnityはC#というプログラミング言語に対応しており、ユーザーの必要に応じて機能をプログラミングして追加していくことが可能です。

リアルタイムレンダリング

Unityはリアルタイムレンダリングに対応しているので、実際のゲーム画面に近い状態で作業の進捗を確認できます。
そのため、映像業界で利用されることも増えています。

レンダリングとは
データから映像を生成することを指しますが、それには大きく分けてプリレンダリングとリアルタイムレンダリングと呼ばれる二つの方式があります。 プリレンダリングは時間を掛けてレンダリングをおこなう方式のことで、時間を掛けるぶん膨大なデータを計算できハイクオリティな映像を生成することができます。 反対にリアルタイムレンダリングは文字通りリアルタイムでレンダリングしてくれるため高速で映像を生成することができます。

Unityはどんなところで使われているか

UnityはモバイルやAR/VRで高いシェアを誇り「ポケモンGO」といった有名タイトルもUnityで開発されています。
ライセンスが比較的緩く10万ドル以上の収益を上げない限り無料で使える、エディタが軽くハイスペックPCじゃなくても開発がおこなえるなどのメリットがあるためインディーズや個人開発でもよく採用されています。手軽にアプリケーションの開発ができるためゲーム開発以外の現場でゲームエンジンが使われることも増えており、ゲームではないスマホアプリの開発も盛んです。
また、リアルタイムレンダリングの利点を生かしアニメや映画といった映像業界での活用も行えるようになってきました。
他にも医療業界ではVR手術シミュレーター、建築業界における設計での利用、ML-Agentsというツールを利用した機械学習への応用などで活用されています。 このように様々な分野でUnityを使ったアプリケーション開発やシミュレーションでの利用が盛んに行われているのでゲーム分野以外に興味を持っている人がUnityを学んでも役に立つでしょう。

Unityを学ぶには?

Unityは個人開発での採用が活発なこともあり、日本語情報が多い特徴があります。
そのため、書籍やサイトを使い独学で学びながらゲームやアプリケーションの開発を行うことも可能と言えば可能です。
しかし、プロのゲームクリエイターを目指すなら専門学校のようなスクールへ通うことをおすすめします。なぜなら、Unityは強力なツールゆえに多機能であり、Unityを使いこなすために勉強しなければならないことがたくさんあるからです。
Unityの機能の理解やC#の勉強、ゲームシステムの開発方法、よくあるトラブルへの対応など一つ一つを独学で学ぼうとするのは時間がかかるし大変です。学校なら体系化されたノウハウを学べるため無駄が少なく、業務にも繋がる確かな技術を身につけることができます。

関連リンク

Unity: 公式サイト

Unity学習: ドットインストール

ユニティちゃん: Unity Technologies Japan提供のオリジナルキャラクタ

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