たくさんの卒業生がゲーム業界の最前線で活躍しています。今回は、ゲームデザイナー、プランナーとしてゲームをリリース、ファンを楽しませている3人に集まってもらいました。3人の共通点は、「ゲームが好き!」から始まったこと。そこから学生生活を振り返り、今の仕事について、話してもらいました。
MEMBER
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ゲームキャラクターデザイナー
株式会社カプコン
木佐貫 裕歌 さん
ゲームグラフィック&
キャラクター専攻卒業
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ゲームプランナー
株式会社サイバーコネクトツー
前田 麻里 さん
ゲームプランナー専攻
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アーティスト
プラチナゲームズ株式会社
石田 功士 さん
ゲームグラフィック&
キャラクター専攻卒業
まずは、みなさんがゲーム業界を目指したきっかけをお聞かせください。
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石田さん
小さい頃から物を作ったり、絵を描いたりしてました。マンガに挑戦したけれど、結局描けなかった(笑)。ゲーム禁止の家だったので、友達の家でやって楽しくて、その辺から将来はゲーム関係かなと思い始めました。
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木佐貫さん
私も絵を描くのが好きで、グラフィックかデザインの仕事をと思っていました。中学からゲームを始めて、絵もゲームも好きで両方を仕事にできたら、という夢のままきました。夢中になったゲームは、『ロックマン』で、そこからカプコン製品を気に入り、そのまま会社にも入ってしまいました。
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前田さん
兄2人にゲームでボコボコにされていたので、高校生になって対等に遊べる友達ができて、やっとおもしろくなりました。自分たちでルールを作る、“しばりプレー”をしていて、「誰がルールを考えて作ってる?」と興味を持ちました。
いま、どんな仕事をしていますか?仕事の楽しさ、やりがいはどんなことでしょう?
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木佐貫さん
キャラクターのデザイン、モデリングから、アニメやイラスト監修などアートディレクションと色々やらせてもらっています。最近、リリースしたのが、『ロックマン・イレブン』。最初に夢中になってやったゲームの最新シリーズに関わることができました。すごくうれしかったです。
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石田さん
キャラクターのモデリングがメインで、そのリーダーをしています。19年秋、新規タイトルの『ASTRAL CHAIN(アストラルチェイン)』を手掛けました。社風だと思うのですが、「何でもやって良し」というところがあって、少人数で作りたいものをたまに言い合いもしながら作ってみた、という感じです。
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前田さん
ゲームデザイナー(ゲームプランナー)は、ゲームのコンセプトから企画書を作り、アーティスト、プログラマーにこういう制作をして欲しいという仕様書を渡し、開発を進めます。それ以外も幅広く、音声収録に立ち会うこともあります。
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木佐貫さん
ゲームを作る工程を川に例えると上流の部分。下流の方から、「早く!」と言われやすい立場ですね(笑)。
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前田さん
アーティストの絵やそれを動かすプログラマーには、みんな気づいてくれますが、ゲームデザイナーは気づいてもらいにくいんですよね。でも、どの画面にもすべてに関わります。制作したゲームの感想を聞いたときに、「その場面はこういう理由で作った!」と胸を張れるのが、仕事の魅力、やりがいですね。
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石田さん
またうちの社風ならではですが、企画やアートもやる気があったら任されて、どんどんやれることです。原案よりもっと良くしようとクオリティーを上げたら、評価も上がるし、それがやりがいです。ダメ出しをされたら、一瞬落ち込みますが、正しい指摘であれば受け入れる。意固地にならないというのも大切です。
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木佐貫さん
やりがいは、お客さまの反応です。キャラクターの誕生日とかに会社にプレゼントが届いたりして、デザイナー冥利につきるというか。誰かの楽しみや癒やし、推しになってくれたらと思いながら作っていますので、良かったなと思います。マンガや映画と違い、プレイヤーは体験をしているので一体感が強い。反対のネガティブな感情も大きくなるのは、仕方ないと思っています。それだけ期待されていたからで、「次、頑張ります!」という気持ちでいます。
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前田さん
全く反応のない方が辛いですよ。新作情報を出してもTwitterの検索にひっかからない、とか。情報を出すたびに、検索しては、どんな風に期待されているのか気にしています。
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木佐貫さん
思わぬ方向に予想が進んで、「やばい!」と思ったり、異様に期待値が上がったすることもありますね(笑)。
ゲーム業界で活躍できるのは、どんな人でしょうか?
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石田さん
コミュニケーション能力は必要です。人間がチームでやっているのが、ゲーム作りなので。「どうすればおもしろいか」という絶対的な価値観を追い求めていく姿勢も大切です。
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前田さん
快く仕事をしてもらえるように指示を出せるということが、ゲームデザイナーとしてのコミュニケーション能力になると思います。もう1つ、ゲームを自分のためでなく、お客さまのためにという考え方を持てることです。
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木佐貫さん
キャラクターのデザイン、モデリングから、アニメやイラスト監修などアートディレクションと色々やらせてもらっています。最近、リリースしたのが、『ロックマン・イレブン』。最初に夢中になってやったゲームの最新シリーズに関わることができました。すごくうれしかったです。
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木佐貫さん
チームプレーの仕事なので、チームプレーができる人。ただ、いつも柔らかくいる必要もなく、自分のこだわりやゲームに関する知識を深めるとか、自分の武器があるのも良いと思います。
これから学校に入ってくる学生へ、メッセージをお願いします。
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木佐貫さん
ゲームは体験を作ることなので、色んな経験をして欲しいです。遊びや旅行など、好き嫌いせず、可能性を狭めずに。経験は絶対にムダにならないと思います。
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前田さん
学生時代の作品は、恥ずかしがらずにたくさんの人に見てもらってください。自分だけでは見えなかったものがわかってくると思います。プロになれば全世界の何百万人の方にプレーしていただくことになるので、学生のうちにそういう意識を持って制作に取り組んでください。
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石田さん
学校の3年間は実は、そんなに長くない。入学した時から業界に向けて技術をきっちり身につける意識を、と思います。志を一緒にする仲間がいるので高め合っていけば良いですし、そうした仲間は仕事をしてからもつながっていきます。
LET’S STUDY!
OCAではこんなことが学べます!
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CLASS 01
デッサン&クロッキー
普段目にしているものでも、描くために改めて観察することで光の反射や影のでき方、構成している素材の風合いなどを捉えます。
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CLASS 02
3DCG
ゲーム系のデザイン専攻ではMayaを使用した3DCG制作を学び、2Dだけでなく3Dキャラクターを制作する技術を習得します。
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CLASS 03
ゲームイラスト制作
魅力的なキャラクター、目を奪われるような背景の世界観を描けるよう、デッサンや背景効果の技術を生かした応用授業です。
ゲーム制作に興味のある方におすすめの専攻
ゲームクリエーター分野
スーパーゲームクリエーター専攻
世界中に驚きや感動を与えるゲームクリエーターに!4年間でゲームプログラミングを学びながら、ゲーム企画力も身に付けゲーム業界での活躍を目指します。
スーパーゲームクリエーター専攻へ
ゲームクリエーター分野
ゲームグラフィック&キャラクター専攻
豊かな表現力とあなただけの独創性をゼロから磨いてゲームの世界に新たな命を吹き込むデザイナーに!
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ゲームクリエーター分野
ゲームプログラマー専攻
あそぶ楽しさから、つくる楽しさへ!4年間で実践的なプログラムスキルを身につけ、ゲーム業界への就職を目指す。
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CG・映像分野
スーパーCGクリエーター専攻
4年間で基礎からCG制作技術を実践的かつ総合的に習得!業界を牽引するトップクリエーターへ。
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CG・映像分野
CGクリエーター専攻
ゲームやエンタメに欠かせない臨場感あふれる3DCG!基礎から学びゲーム業界で活躍するCGクリエーターを目指す。
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