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ENGAGE XR、法人向けメタバースプラットフォーム「LINK」を提供開始

投稿日 2022年11月15日
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アイルランドに拠点を置くENGAGE XRは、企業向けのバーチャルオフィスや環境を提供するメタバースプラットフォーム「LINK」の提供を開始した。

「LINK」は、企業や教育機関などが独自の「仮想世界(Metaworld)」を開発・運営して構築された仮想現実プラットフォームとなり、ユーザーはポータルを通じてさまざまな「Metaworld」に移動することができる。

「LINK」は主にEnterprise Plaza、Education Plaza、Creative Plaza、Central Plazaの4つのPlaza(プラザ)と呼ばれる仮想空間に分けられるとし、動画内ではその他にもApartment Plazaと呼ばれる仮想の居住空間が紹介されている。

・Enterprise Plaza
企業や専門家たち向けのエリア。HTC、KIA、KPMG US、Lenovoなど企業が参加している。

 

・Education Plaza
教育機関、組織向けのエリアで、スタンフォード大学やマイアミ大学パティアンドアランハーバート・ビジネススクールなどが参加。すでにアメリカでは「メタバーシティ(Metaversity)」として、1000人もの学生がアクセス可能な大学のデジタルツインが作成されている。

 

・Creative Plaza
アーティストやクリエイター向けのエリア。クリエイティブな作品が展示されていたり、創造的なアイデアを体験することができる。2023年初頭にはイギリスのミュージシャンFatboy Slimがバーチャルコンサートを行う予定。

 

・Central Plaza
ユーザーが「LINK」で初めて訪れるエリア。待ち合わせ場所やイベントスペースとして利用でき、ポータルを通り抜けて他の空間に移動することができる。

さらに、「LINE」はMetaやPico、HTC VIVEなどさまざまなVRヘッドセットメーカーで体験することができるとしている。

オーダーメイドによるMetaworldの構築

企業や専門家、教育機関、イベント主催者などがカスタムした仮想空間を運営するためにメタバースプラットフォーム「LINK」は設計されており、これからMetaworldを構築したいクライアントはオーダーメイドのMetaworldを独自に開発することも、ENGAGEのチームと協力してリアルタイム3Dのワールドデザインを設計できます。

また経験が浅くとも、ENGAGEに内蔵されているコンテンツライブラリからリアルタイム3Dアセットを利用することで、ユーザーはプレゼンテーションやイベントなども作成でき、必要に応じて様々なファイルをインポートすることも可能だとしている。

 

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