IT MAGAZINE

RendeverFit™、シニア向け没入型のVR療法

投稿日 2022年11月14日
thumbnail

先日、アメリカのマスメディア企業TIMEが発表した「THE BEST INVENTIONS OF 2022」で表彰された、VRを通じて体力や認知刺激、社会的関わりなどを組み合わせたVRプラットフォーム「RendeverFit™」が世界的に注目を集めている。

RendeverFit™は、認知症やパーキンソン病など高齢者を支援することを目的とし、孤独や社会的孤立をなくし、テクノロジーの力で活気のある高齢者コミュニティを構築するシニア向けのプログラム。

現在、RendeverFit™プラットフィームには三つのモジュールがあり、それぞれ異なった体験を通じて、高齢者の運動能力や認知力の向上が期待できるという。

「Cycle」「Paddle」「Pain」

Cycle:VRヘッドセットと接続されているペダルを利用して、VRの世界でサイクリングを楽しむことができる。
Paddle:コントローラーをラケット代わりにピンポン玉でターゲットを狙う。
Paint:仮想世界に広がる、これまでに経験したことがないような芸樹的な世界の中で動き回る。

RendeverのCE兼共同設立者Kyle Randは「RendeverFit™はエクササイズを楽しく、よりポジティブな体験を生み出し、高齢者が積極的に参加できるようになっている」と述べ、「このプラットフォームではコミュニティに属する者同士が競い合うことによって、ユーザーは脳の健康、自尊を高め、目的意識を強化することが期待できる」とも述べている。

RendeverFitは現在、400以上のシニア施設で使用されており、Rendeverユーザーは合計で300万分以上をVR着用に費やしている。

 

Rendever Webサイト

RendeverFit™ Webサイト

ARTICLE

アイコン

VRの記事一覧