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holoride、あらゆる車にVRシステムを搭載できるデバイス「holoride retrofit」を発表

投稿日 2023年1月9日
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ドイツに拠点を置く、車載VRエンターテイメントを提供するholorideは、ラスベガスで開催されたCES 2023にて、あらゆる車にVRシステムをインストール可能なデバイス「holoride retrofit」を発表した。

「holoride retrofit」はとてもコンパクトなデザインとなっており、約200gとかなり軽く、Amazon Alexaのような自動車のフロントガラスに収まる程度のサイズ感となっている。ゲームであれば1回の充電で14時間、車内でVRゲームを体験でき、USB-CやUSB-Aと繋げれば充電を気にせずプレイすることができるという。

接続できるVRヘッドセットは最大2つとなり、二人の乗客が車内で同時にVRを体験することができる。

また、仮想現実に没入している間、使用者は自動車の加速やカーブなど物理的な要因を受けるが、乗り物酔いや3D酔いを軽減するプラットフォーム「Elastic Content」によって、さらに没入感を深め、酔いをまったく感じさせない仕様になっている。

holorideのCEO兼創設者であるNils Wollnyは「holoride retrofitのリリースはholorideの旅の新章として始まり、メーカーに依存しないエントリーポイントを“Motorverse”に提供するという私たちのビジョンがついに達成された」と述べている。

「すべての自動車は、次なる没入型冒険のための青写真となるholorideのアダプティブな仮装現実体験へのゲートウェイとして機能することができる」とも述べており、“車内でVRゲームを楽しむ”という前例のないゲーム体験のエコシステムを構築することになります。

 

価格はフルパッケージで799ドルとなり、「holoride retrofit」「HTC VIVE Flowヘッドセット」「1年間のサブスクリプション」「セーフティストラップ」が付属する。また自分でヘッドセットなどをカスタムしたい場合は「holoride retrofit」を199ドルでスタンドアローンとして購入することも可能です。

 

holoride retrofit
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