中国・江蘇省にある南京大学は、中国国内では初となるメタバースに関連する研究を専門とした学部「メタバース工学部」を設立することを先日発表しました。
南京大学は主要な学部のひとつである情報工学部を「メタバース工学部」に改名し、これは中国国内で「metaverse」という単語にちなんで名付けられた最初の学部だという。
メタバース企業のニーズを満たす才能の育成
新たに誕生したメタバース工学部について、南京大学の学部長であるPan Zhigengは「メタバース関連企業のニーズに沿って多くの才能を育成するため、メタバース関連のコースや分野を統合される」とGlobal Timesに語っている。
これはIoTやブロックチェーン、人工知能、スマートへルスケアなど、幅広い技術とアプリケーションの統合を意味し、メタバース工学部で訓練を受けた人材は、さまざまな分野の企業のニーズを満たすことができるとしている。
また、新しい部門は教育と生産の統合をさらに促進するためにメタバース関連企業と協力し、香港理工大学と修士号、博士号保持者、ポスドク研究員の学生を共同で訓練することを計画しているともPan Zhigengは述べている。
メタバース工学部の未来
今回設立されたメタバース工学部が具体的にどのような授業を行い、どのような才能が育成されるかについて、インターネット上で議論を引き起こしているという。
今年の7月には東京大学でメタバース工学部の設立が発表され、香港科技大学では9月1日からメタバース・キャンパスが開講し、世界各地の大学でメタバースへの関心が高まっています。
メタバース工学部がどのような役割を果たすかはまだ誰にも予想することはできないですが、メタバースが世界中で浸透し、メタバースがより多くの人にとって身近なものになれば、このような学部の設立は意味を成すでしょう。
「China’s first metaverse major set up at a Jiangsu university to train more talents in line with the needs of related sectors」
▶︎元記事URL：https://www.globaltimes.cn/page/202209/1276061.shtml
南京大学 Webサイト
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