
ChatGPTが昨今のAIトレンドを席巻する中、イギリスに拠点を置く人工知能企業DeepMindの創設者兼CEOであるDemis Hassabisは、ニュース雑誌TIMEのインタビューでChatGPTの対抗となるチャットボット「Sparrow」を開発中であることを明かした。
Our founder and CEO @DemisHassabis talks to @TIME about DeepMind's mission to build AI responsibly to help solve some of the world’s toughest problems. 🌐 https://t.co/cVPDPwiHdk
— Google DeepMind (@GoogleDeepMind) January 12, 2023
Googleの親会社であるAlphabetの子会社であるDeepMindは、世界有数の人工知能開発企業の一つとして知られ、2022年の夏にはすべてのタンパク質の3D構造を予測できる技術を公開し、世界中から注目を集めた企業です。
そして現在、DeepMindはChatGPTと同様の対話型AI「Sparrow」を開発中であり、2023年中にはプレイベートβ版をリリースする予定だとし、この遅延理由について、ChatGPTに欠けている強化学習ベースの機能に取り組んでいるためとしている。
同じAIでも、DeepMindはAIを学習させる研究を進めているが、OpenAIのChatGPTやDALL-E 2は教師なし学習やネット上の情報をニューラルネットワークに流す手法を用いており、OpenAIのAI開発手法には限界があるとされています。
Demis Hassabisは、世界中の人々がDeepMindを安全かつ倫理的なAI研究の担い手と判断し、スピード重視であるこの分野に模範を示したいとし、競合する企業に対して安全性を重視するよう促している。
DeepMind
▶︎https://www.deepmind.com/
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