
e-sportsを観戦する中で、FPSやMOBA、CCGなどのジャンルでは、どうしても専門的な知識が少なからず観戦者にも必要になってきます。
しかし、予備知識なしでも楽しめるe-sportsがあるとしたら、それはきっと“Rocket League”でしょう。きっと誰もがこのゲームを数分、もしくはもっと少ない時間観戦しただけでルールは理解できるはずです。
単純に言ってしまえば、サッカーがボールを足で蹴ってゴールを決めるように、“Rocket League”もまたボールをゴールに入れるだけのゲームなのです。
- Rocket Leagueとはどんなゲームなのか。
“Rocket League”は2015年、Psyonix Inc. が開発した、車とサッカーを掛け合わせたようなアクションゲーム。
ルールは至って単純で、巨大なボールを相手陣地のゴールに叩き込み、制限時間内で得点の多い方が勝者です。
プレイヤーは“ロケットカー”と呼ばれる車を操作し、ジャンプやロケットダッシュといった機能を駆使し、巨大なボールに突進したり、相手チームのロケットカーを破壊することができます。
3vs3が主流となっていますが、他にも1vs1から4vs4までルールは変更可能となっている。
何故、“Rocket League”がe-sportsタイトルとして成功したのかは、これらのオリジナリティに加え、ウォッチビリティが高いからです。
要するに、画面の中で何が起こっているのか、観客は簡単に理解することができます。
“Rocket League”は元来の球技と類似性があり、ゲームに精通していない人でさえ、ゴールを多く決めた方が勝利と分かるのではないでしょうか。
また、“Rocket League”は、海外では既にメジャーなe-sportsタイトルとして人気があり、Rocket League Championship Seriesという大会が開催されています。
2018年6月8日から10日にイギリス、カッパーボックスアリーナで開催された“Rocket League Championship Series5”では、北アメリカやヨーロッパなどの代表チームが集結し、賞金総額25万ドルをかけて戦った。
Youtubeで公開されているRocket League eportsというチャンネルでは、大会の模様がアーカイブとして残っていますので、良かったらご覧ください。
大会の動画を見ていただければ、選手たちから漂う緊張感、観客席からの歓声、実況者の白熱っぷり、“Rocket League”の凄まじい人気が伺えます。
現状、北米・ヨーロッパが主流ですが、アジアでも“Rocket League”は日に日にその規模を拡大しています。
日本では、第1回全国高校e-sports選手権での競技種目にも採用され、ますます人気を集めている“Rocket League”。
勿論、日本のプロプレイヤーの方々も活躍しています!
T.H.E ASIA PRO LEAGUE Season2では、日本人チーム1NE Glory Stoneが見事優勝を勝ち取りました。
世代と国境を超えて愛されるゲーム、それが“Rocket League”!
Rocket League